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‥‥ かころぐと ことのはです
明日来る日

日々の吐息が明ける頃
糧となりうるのか
塵と消え入るのか

この白い空が割れ
暖かい陽が差すのか
冷たい雨が降るのか

どうか私をお守りください
どうぞ私をお守りください

ささ舟

さんざめく悦びと
その背を押すわびしさと

時折吹き付けるよからぬ思いは
この澄んだ水に消えていく

河のさざなみ揺れぬとも
何の迷いもなく流れ着くのか

待つ人のもとへ
私も貴方も

ささ舟ひとり
その身を案じる

この空の下で

藍の日に 便りが届く
空にでも 海にでも
今まさに飛び立つように

橙の日に 便りを書く
お元気ですか
いつかどこかで会いましょうと

紅の日に あなたと会う
変わらない笑顔と
あの日のままの瞳の輝きに

距離を感じた
涙が止まらなかった

あの日のままじゃないんですよね 私達
好きとか 好きでしたじゃなくって
ただただ 会えて嬉しかったんですよね

またお便り書いて良いですか?

途切れた糸を結び直すには
結構 勇気と体力がいるのですよ

それが元通りじゃなくっても

空色の日に また会いましょう
きっときっと
また会いましょう

その日まで お元気で

初冬

花の喜び 知らずして
我が身を枯らす 蒼いつぼみ

灰色の空に その身を隠し
笑みを忘れた 冷たい太陽

悲劇しかない明日など
誰も望んではいない

肌の温もりと 振り返る心さえあれば
きっと暖かな明日が来るだろう

肌の温もりと 前を見据える心さえあれば
きっと穏やかな明日になるだろう

病み夜

首を傾げた半月が

虚ろな目で私を見つめる夜

足元に伸びる細い影が

風に吹き消された長い夜

風車

重い瞼を押さえたら
眩い光が走り抜け
螺旋の記憶に迷い込む

明日の私は天を仰ぎ
昨日のあなたは風に舞う

赤い風車 微笑んで
今日の私は立ち止まる

消えた想いは

消えた想いは
消しても消えぬ
消さずにそっと残しておこう

消えた想いは
消しても消えぬ
明けない朝が来るように
闇に踊る夜が来るように